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ホメオパシー(同種療法)とは何か?
ホメオパシーの歴史 
 

「ホメオパシー(Homeopathy)」という言葉は、ギリシャ語に語源を持ち、Homeo=同種、Pathos=病気または苦痛、という意味があります。ホメオパシーの概念は、古代ギリシャ時代に存在していたと見られますが、実際には、18世紀に史上でもまれに見る優れた医師、学者、教育者の一人であるサミュエル・ハーネマン医師により200年前に確立された医学療法です。今日、ワシントンDCにはハーネマン医師の銅像があるだけでなく、ハーネマン医師を記念して命名された病院や診療所、医学校が世界中に存在します。

 


医学に科学的方法を導入した立役者、ハーネマン医師
サミュエル ハーネマン
  当時は実験的または臨床的裏付けのない治療が横行し、医師は瀉血や下剤などの療法に頼っているという状況でした。この事実に驚いたハーネマンは、医療行為の土台となる科学的基礎の確立に着手したのです。ハーネマンが最初に着目したのは、マラリアの治療薬として知られ、解熱剤の原料としても使われるキナの皮でした。自らの体を使って実験した結果、ハーネマンはキナの皮を大量に服用するとマラリア患者と同様の症状が現れることを発見したのです。ハーネマンに倣って同じ実験を行った他の研究者も、同様の結果を得ました。これにより、マラリアの治療薬であるキナの皮には、マラリアの症状を引き起こす効果があることが確認されたのです。

「Organon of the Rational Art
of Healing」の初版
 
  ハーネマンは、自ら実験台となるだけでなく、健康な被験者を対象に様々な薬品の実験を行い、これらの薬品が人体にどのような影響を及ぼすかについての研究を重ねました。そして1810年、ハーネマンは、ホメオパシーの臨床的および論理的基礎を体系的・科学的に解説した「Organon of the Rational Art of Healing」の初版(写真右)を刊行しました。  
 


ホメオパシーの第一原則

ヌックス ボミカ
  人体は本来、健康な状態にあります。植物や動物と同様に、人間には自己治癒力が備わっています。この治癒力が作用し、体を病気から守ろうとする時に現れるのが、病気の症状なのです。病気を治療するためには、症状を抑制するのではなく強化する必要があります。ホメオパシーでは、健康な人に大量に投与するとある病気の症状を引き起こす物質を、その病気を患う患者にレメディー(治療薬)として与えます。そうすることで、体内の自然な治癒力が活性化され、自らの力で回復できるのです。
 
  アロパシー(逆症療法)とも呼ばれる今日の従来型の医療は、合成薬品の大量投与による病気の症状の抑制と病原菌の破壊を目的としています。このような医療は、次の三つの点から有害であると言えます。第一に、症状を抑えることで、体内の自然な治癒力の働きが阻害されます。第二に、合成薬品の使用は、不快で時に有害な副作用を引き起こします。第三に、感染に対する自然な免疫力を体内に養う機会が失われてしまいます。(その代わりに、細菌の免疫力が高まり、より悪性で抗生物質に耐性のある細菌に変化する可能性もあります。)  
ホメオパシーの第二原則  
  ポテンタイゼーション(強化)を行うことで、レメディーの効能を高めるのと同時にその毒性を薄めることが可能になります。ホメオパシーでは、原料を段階的に繰り返し希釈および振盪(または粉砕)することでレメディーを調合します。希釈度が高く、振盪(粉砕)の回数が多いほど、レメディーのポテンシーは高くなります。そのため、ホメオパシーの医師は、副作用や中毒作用を心配することなく、極めて強力なレメディーを投与することができるのです。    
  それに対し、従来型の医療(アロパシー)では、患者への投与量を増やすことで薬品の効能を高めます。残念ながら、これは副作用の危険性と重度を高める結果となります。    
ホメオパシーの第三原則  
  ホメオパシーでは、病気ではなく患者本人に焦点を当てます。患者が喉の痛みを訴えている場合、従来型の医療(アロパシー)では、医師は主に患者の体温や脈拍、喉の状態に注目します。例えば、喉の痛みはどの程度なのか、どれくらい赤みを帯びているか、また細菌は存在しないか、などの点を観察します。それに対し、ホメオパシーの医師は、喉の状態だけでなく、他の様々な面についての質問をします。精神面、感情面、身体面を含む、頭からつま先までの全身的な症状について問診するのです。ホメオパシーでは、患者を全体的に捉え、体全体が病気に反応すると考えます。体の一部を「喉」、「鼻」、「肝臓」のように切り離して扱うことはありません。    
 
ホメオパシーでは、病気ではなく患者本人に焦点を当てます。患者が喉の痛みを訴えている場合、従来型の医療(アロパシー)では、医師は主に患者の体温や脈拍、喉の状態に注目します。例えば、喉の痛みはどの程度なのか、どれくらい赤みを帯びているか、また細菌は存在しないか、などの点を観察します。それに対し、ホメオパシーの医師は、喉の状態だけでなく、他の様々な面についての質問をします。精神面、感情面、身体面を含む、頭からつま先までの全身的な症状について問診するのです。ホメオパシーでは、患者を全体的に捉え、体全体が病気に反応すると考えます。体の一部を「喉」、「鼻」、「肝臓」のように切り離して扱うことはありません。
 
   

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